体験するという事
元所員 八木俊幸
 今から三年前、ワークス共同作業所への入所とともに丹波橋での自立生活を始めました。最初は寂しくて泣いていたのを思い出します。一人で居る事が大変不安だったのですが、作業所のメンバーや職員、生活している地域の人達にも支えられて生活してきました。自立生活を通して解った事は何ごとも体験してみなければわからないということです。それは、自分には何ができて何ができないのかということなのです。その事は様々な体験をしないとわかりません。どんな事でも体験してみると言う事がとても大切なのです。
 まさか自分がゴミと一緒に鍵を捨ててしまうなど思ってもみませんでした。色々な事を体験してみなければ、自分がこんなにドジだと思いませんでした。その他ここにかけない様なドジな話は沢山有ります。皆さんも失敗を恐れないで、沢山の体験を重ねていって欲しいと思います。


清水寺に行って
岩本正一・永子
 
 2007年4月25日神戸の高等学校の生徒さんが京都の神社観光にこられました。車椅子に乗っている人は学生さんに介護をしてもらいながら、八坂神社・円山公園・清水寺の三コースを48人の学生さんと身障者は、20名ぐらいで3つにわかれました。自分達のコースは、清水寺でした。京都駅から電車で一駅、五条で降りて目的の場所へ観光しながら行きました。急な坂道が近づいてきて上を見ながら力いっぱいに押してもらって、上まで上がれました。夫婦共に大変うれしく思いました。お腹もすいて、茶店でお昼ご飯をみんなと共においしく清水寺の画像食べました。お参りを済ませて、帰りの下り坂は私の車椅子にはブレーキが付いてなくて、降りていくことが大変でしたが自力で自分で電動を動かしてホッとしました。帰り道は集合時間に間に合わなくなるので急いで時間とおりに、到着しました。昔の戦争話や生きてきた道を話しました。先生や生徒さんにお礼の言葉を伝えて急ぎ帰りました。

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