年度末に件数が増えるもの
 季節はもう年度末、どこの街でも同じかも知れないが、最近あちこちで道路工事をやっている気がする。さほど舗装が悪いとは思えない場所でも、いきなり工事が始まり路面が掘り返されている。「本当はその場所じゃなくて、あっちの方が道がデコボコしてるのに、なんでわざわざこの場所を工事するの?」と思う事がよくある。この工事費用は国民の大切な税金から出しているのだから、もう少し道路の状況を考えて計画を立ててもらいたい。車椅子のままで乗り込めるハンディキャブに乗せてもらっている身としては、路面のデコボコの大きさに比例して揺れ方が倍にも感じられる。多少のデコボコなら車のサスペンションで緩和されるのであるが、それが連続したり、左右に揺られたり、桜と学校高さがあったりすると、車内では車椅子が浮き上がったり、身体が揺り動かされて姿勢が崩れそうになったり、頭をぶつけそうになることもある。ただでさえ気に掛けて運転して下さっている運転手さんに、工事区間の道路を通る時には、速度を緩めてもらったり、出来るだけタイヤで段差を踏まないようによけてもらったり、余計な負担をおかけすることになるのが何とも歯がゆい状況である。道路工事は必要なものであるし、その期間さえ辛抱すれば快適な道路環境が維持されるが、小刻みな道路改修は細かい段差を誘発し、無意味な道路改修は大切な税金の無駄遣いになる。せっかく工事をするのだから、多少は工事期間が増えることに目をつぶっても、二度手間な改修をしなくてもいいような完璧な道路改修をしてもらいたい。
荒木 正幸

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