NAKAJIMA'S Exes
ハイビスカスから想いを馳せて
ハイビスカスの絵 ハイビスカスはアオイ科ムクゲ属に属し、このアオイ科の仲間にはイチビ属、ゼニアオイ属(ゼラニウム)、タチアオイ属(タチアオイ、マーシュマロウ)、トロロアオイ属(オクラ、トロロアオイ<和紙のノリに使う>)、綿花等があります。マーシュマロウはその字の示す如く、昔は、この根っこからマシュマロを作ったそうです。大変美味しかったようです。片栗の花の根っこから、片栗粉を採ったり(現在出回っている片栗粉は大半がジャガイモの澱粉からできているのだそうです)、葛の花の根っこから葛粉を採ったり(本葛)(ス−パ−などで売られている葛粉は並葛といって、甘藷澱粉という薩摩芋などを原料としている)、蕨(ワラビ)の地下茎からワラビモチの原料を採りました。純粋の蕨粉(ワラビコ)は1`1万5千円するそうです。(安いワラビモチは芋の澱粉が混ざっているとか)
昔は夫々から独特の物を採り、植物の持ち味を生かした物が作られました。効率は悪かったようですが、其れが結構美味しかった物です。今は大量に作るために栽培し易い物で補われるようになりました。例えば澱粉物(片栗粉・葛粉・蕨粉)はじゃが芋や薩摩芋の澱粉から大半が作られる様になってしまいました。
 化学調味料や化学甘味料もよく使われるようになりました。色んな物が人工的に作られるようになり、その分昔はなかったような症状の病気やアレルギ−にかかる人が増えてきました。花粉症もその一つではないかと思います。なるべくなら身体には、自然の物を採りいれたいものです。

編集後記
食いしん坊所員
 今、共同作業所取り巻く環境が激変している。今までも作業所は法律上は福祉施設であったが、私たちにとっては「仕事場」であった。しかし、「施設」であるという部分だけが強調されはじめている。行政は「就労支援」という旗を振りかざし私たちから働く場所を奪おうとしている。行政のいう「就労支援」どれだけの障害者が適応できるのだろうか。   

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