WORK'Sで一生懸命に頑張って下さいました!
〜 洛西中学校生徒のチャレンジ体験学習 〜
岩本正一・岩本永子
 先日、私たち2人が住む地域の洛西中学校から、校長先生が家まで来られ、
「岩本さんおふたりの自立生活について、ぜひわが校の生徒に講演をお願いしたい。」とご依頼を受けました。生徒さんの教科に、新しく福祉の勉強が取り組まれることになり、生徒さん自身が福祉について理解し学習する時、障害者の皆さんが普段どのような生活を送っておられるのか、具体的な例をお聞かせいただくことで、
有意義な学習機会を得られるとおっしゃるのです。イルカの写真

急なことで驚きましたが、私たちは校長先生のご依頼にお応えして、不安な思いを持ちつつ、洛西中学校を訪ねました。実は、今年になって2回目になる講演でしたので、少しは落ち着いて話すことが出来るものと思っていました。
しかし、大勢の生徒さんを前に内心冷や汗でいっぱいでした。

 その後、3日間のチャレンジ体験学習が始まり、2人の生徒さんが来てくれました。

 初日はWORK'S共同作業所に来られることになり、生徒さんと一緒に送迎車に乗りました。おしゃべりしているうちに作業所に着くと、早くも生徒さんはやる気満々で、2人とも一生懸命に掃除してくれました。
さらに水が冷たいにも関わらず、トイレと流し台をピカピカにしてくれました。
作業所での審判役である私たちにもとてもうれしい瞬間でした。

 2日目の学習は家の中の暮らしがテーマでした。お掃除・お洗濯・お風呂場の見学など、いろんな設定を2人の生徒さんにチャレンジしてもらい、このような市営住宅でも、障害者にとって住みやすい構造になっている住宅がある、ということを教えてあげました。生徒さんは「これから先の生活を思うと岩本さん宅は良いですね。」とおっしゃっていました。
 3日目の学習では、西京極・京都アクアリーナのプールに泳ぎに行きました。
健康のためには、毎月1〜2回は泳いで、水中で手足を動かすことが良いと思うこと、それがあるから毎日健康な日々が過ごせて、楽しく暮らして行けるということを生徒さんにお話ししました。感謝状の写真
 チャレンジ体験学習が終わって間もなく、洛西中学校の校長先生から感謝状を頂きました。初めて大きな感謝状を手にしてうれしさがこみ上げるのと同時に、私たちがこうして暮らして行けるのも、皆さんに身の回りのお世話をして頂いているからこそなのだと思いました。皆さんに感謝しながら、これからも出来る限り楽しく生きて行きたいと願っている私たちです。

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